薬剤師ブラック求人に騙されるな!転職に失敗しない・甘い言葉を見抜く方法

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売り手市場と言われる薬剤師転職。
でも、そんな中ブラック求人やブラック転職サービスがあるのはご存知でしょうか?

ブラック求人を見分けるコツや転職で大事なことを、業界人目線で徹底解説していきます!

目次でわかるブラック求人

ブラック職場がある世の中、ブラック求人も存在している!

はぁ~……そろそろ転職考えようかしら…………
えっ、ナオコさんまた転職するんすか!?
しょーがないじゃない!だって毎日毎日忙しいうえに、休憩時間だってほぼ薬歴つけてんのよ!サービス残業も多いし……やになっちゃう!

いつも「次こそは!」と思って条件よさそうな求人を見つけて転職するんだけど、働いてみたら納得いかなくって……なんでブラックな職場ばっかりにあたるの?
ナオコ……ブラックな職場が世の中からなくならないのはなぜだと思う?

優良求人の顔をしたブラック求人にひっかかる転職者が後を絶たないからだ!!!
ヒィィィィ……私も、その餌食に……
ふぉっふぉっ、まぁそれが転職ビジネスが儲かり続ける一因じゃよ……
まずはどうじゃ、ブラックな職場やブラックな求人とは何か、ちと教えてやろうかの~

ブラックな職場のわかりやすい特徴 あなたの職場はどう?

あなたの職場はブラックですか?ブラックな職場だと感じる環境要因は何ですか?
完璧に満足いく職場なんてなかなかないものですが、不満に感じる要因がいくつも重なると、ブラックだと感じてしまうのが人間ですよね。

人が足りなくって……残業代でなくって……薬局長がワンマンで……
人と給与と環境の3つがよくないと、やっぱりブラック化しやすいな!

ブラックな職場になる3つの要因

人が足りなくて休めない、離職率が高い、教育体制がないetc...

給与
残業代がつかない、業務量に対して給与が低いetc...

環境
人間関係が悪い、法令順守していない、ワンマン経営etc...
あ~たしかに、この3つが合わないとキツいっすね~……
うむ、例えばブラック調剤薬局だったら、

・休憩時間は調剤の合間にしかとれない
・サービス残業が当たり前
・事務員が軟膏・水剤・散剤の調剤をしている
・常時1人1日に40枚以上の処方箋を処理してる
・週休・有給がとれない
・教育体制がなく、離職率が高い

……なんて状態だったりするな。

▶詳細:【特集記事】ブラック調剤薬局は、中で働いていると気づけない!?働きやすい薬局の見分け方

身に覚えがありすぎるわ……!!!!!!
病院薬剤師ドラッグストア薬剤師企業薬剤師だって、それぞれブラック環境に陥る要因はある……だから転職前にブラック要因が潜んでないかしっかりチェックしておきたいな。

  

ブラックな求人サービスの特徴 使えないサービスもある!

転職サービスの運営側ってさすがにブラック求人ぐらい見分けられるんじゃないっすか?
審査で落としたりしないんすか?
もちろん、あまりにも悪環境な企業からの求人はつっぱねることもある……しかし、彼らも仕事だから、企業に薬剤師を紹介しなければお金にならん。

だから、信頼できる転職サービス・転職アドバイザーを見つけることが大事だ!
転職サービスは、企業に求職者を紹介して収益を得ています。
なので中には、ブラック求人を紹介するしかなかったり、ブラック求人とまではいかなくてもあまり質のよくない求人しか保持していなかったりアドバイザーの質が足らずマッチした求人を紹介できないサービスもあります。

 あくまでも以下は一例ですが、使いにくいサービスはこんな傾向があるんです。

使いにくいサービスの傾向

・掲載求人件数が多いが、古い求人で数を水増ししている
・求人数に対してアドバイザーが少なすぎて、適切な紹介ができない
・全国区のサービスとうたっていながら、支店がなく地方の求人に弱い
・運営会社が調剤薬局で、その系列の求人をやたらとすすめてくる
もちろん、どんなサービスでもいい担当アドバイザーに当たって転職がうまくいくケースもあるが、やはり小規模かつ特徴のないサービスは、大手サービスに比べると使えないことが多い傾向じゃよ……

  

ブラックな求人案件の特徴 要注意ワードに気をつけろ!

私、知ってるわよ……「アットホームな職場です」って書いてある職場は、ぜんっぜんアットホームじゃないことを……
ブラック求人あるあるだな……調剤薬局なんて特に、狭い場所で密集して仕事するから人間関係は気にしたいよな。注意したいキーワード、まとめておいたぞ。

ブラック求人で気にしたいキーワードと条件 

「応相談!」休みや給与の表記が曖昧な箇所多数
ひとつふたつの「応相談」なら柔軟さがうかがえますが、多用されている場合は何も決まってないケースや、後出しで有利な条件を出して来ようとする担当者の可能性アリ

「未経験者も募集!」なのに応募条件がハードル高い
実務経験があるけど業種や職種に疎い人を採用してうまく使おう、教育コストを下げよう、というケースも
やけに給料が高い、経験者じゃないと当てはまらないような資格・経験の項目などあったら危険です

「月収最高●●万円!」「高収入案件です」などやたら高給押し
給与が高い理由は、地方の求人だったり、資格・経験が必要な求人など堅実なものもありますが、あまりにも高給押しの場合はそこにしか強みがない求人の可能性アリ そしてあくまでも「最高●●円」なだけで現実は……
「アットホームな職場」の例で言うと、家族経営の薬局ではこんなケースもあるのう……
前にいたブラックは、社長の息子が薬剤師。いつもなんらかの理由をつけていなくなる。でも保健所的には所在してるので、その息子分を他の人でカバー。なお息子以外は二人しかいない。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10115095660
ヒィィィィ……辛すぎるでしょ…… 
「若い人が定着しにくい」「家族経営でワンマン」といった裏情報は、求人情報には出てこなくても転職アドバイザーが知ってることもある。
聞けば教えてくれることが多いから、アドバイザーをうまく使うんだ!!

 

 

そもそも、なぜ「転職しろ」と多くのサイトが言うの?

世の中は薬剤師不足。どの病院でも、薬局でも、「不足していない所のほうが珍しい」レベルで、薬剤師の転職売り手市場は今後もしばらく続くでしょう。

電車の広告とかでも見ますもんね~薬剤師転職のサイト!
ブラックな求人の見分け方も知ったし、やっぱ転職しなきゃソンですかね~
甘い!!!そういうやつがブラック求人のカモになるんだ!

広告や甘い言葉に惑わされ勢いよく転職する前に、リアルな裏側を知っておけ!!!

薬剤師転職サイトも、まとめサイトも、みんな転職させたがってる

え~だって検索してでてくるどのサイトも、「ブラックな環境抜け出して転職しなさい」って後押ししてくれるし~~やっぱするっしょ、転職!
そのサイトのほとんどが……お金儲け目的でつくられてるんだよなぁ……

「薬剤師 転職」で検索するとずらずらとでてくるたくさんの情報サイト。
なぜこんなにサイトが多いのかというと、ズバリ
「薬剤師転職」はお金になるから。

よく読むと、どのサイトも「複数の転職サイトに登録した方が良い」
って書いていませんか!?

なぜ複数サイトかというと、1つの転職サイトに薬剤師1人が登録すると、6~8万円の収益になるのが原因。
つまり転職を考える薬剤師1人が、5つの転職サイトに登録したら、30万~40万円の大金がもらえるんです。

当然、サイト運営者は 「複数の転職サイトに登録して~」って目が¥マークに!

薬剤師転職サイト
ガーン……私たちは1人6万円で情報を買われてるのね……
サイトだけじゃない!
転職サービス・転職アドバイザーだって、企業に薬剤師を送り込まないとお金にならん!

だから「みんな転職させたがってるのは商売」ってのは頭の片隅においておいて、転職活動するのが賢いぞ。

  

みんなが欲しがる「100万円で売れる商品」の薬剤師

サイトは薬剤師一人登録あたり6~8万円……
ってことは、転職が決まったらもっと大きい金額になるんですよね?
薬剤師の転職が決まると、企業・病院などから
1人あたり100万円支払うのが相場だ!!!
ひゃ……ひゃくまんえん!!!
薬剤師1人転職するにあたって、一般的な流れとお金の動きは以下の図の通りです。
薬剤師求人のお金の流れ

転職1人あたり、100万円。そう聞くと驚く人も多いでしょう。

とはいえ、薬剤師以外の転職でも、1人採用あたり年収の10%~30%が支払われるのが相場です。
年収600万円のサラリーマンが転職したら、三割で180万円、2割で120万円……と考えると、「薬剤師1人あたり100万円」というのは、そこまで高い訳ではないのがお分かりいただけるのではないでしょうか。

もちろん薬剤師の転職業界でも、一律100万円という訳ではないのであしからず。
しかし自分が「100万円以上の価値のある商品」と思われていることは、知っておいて損はありませんよ。

だって転職支援会社のアドバイザーが「転職ができるようサポートしてくれる」のは、それだけ大きな額が動くからなんですから。

実はほとんどの場合、転職が決まってすぐ100万円が発生するのではなく、3カ月~半年ほど働いて転職先へ定着したら、支払われる仕組みになっている。

だから転職サービス側は、納得した転職ができるよう多くの求人を紹介したり、アドバイザーが丁寧にヒアリングしたり職場見学会をセッティングしてくれたりと様々にサポートしてくれるんじゃ。内定後の条件交渉だって任せられるぞ!
反面、ただ登録を促すだけのサイトは、登録だけで儲かるからしばしば無責任に複数サービス登録をすすめてくる。

はじめのサービス選びがその後の転職を左右するから、サービス選びは慎重になれ。騙されるなよ!
なるほどっす!
情報サイトに惑わされずに、自分をしっかり売り込んでくれるアドバイザーのいる転職会社に登録するっす!!

  

信頼できる求人サービスは?釣り求人&非公開求人のカラクリ

じゃぁサービス選びがすっごく大事よね!
やっぱり求人情報がたくさんあるサービスから、よりどりみどりで選びたいわ~!!
求人件数の多さに惑わされるな!!!!

中には非公開求人や釣り求人を使って、数を多く見せているサービスだってある!!
世の中にはハローワークに掲載されている求人を転載しているだけのサイトや、
すでに掲載終了している古い求人を掲載し続けているサイトもあるので要注意。

中には、元々は1つの求人を複数タイプの表示にして、さも数が多いかのように見せているサイトも!
非公開求人のカラクリ
数が多いというだけで信頼して登録する、転職者の心理を突いた作戦だ…
え~っ、じゃぁ一体何を信用してサイトに登録したらいいんですか?
転職サイトの成り立ちを知れ!!!

例えば、転職業界大手が運営するサービスであるマイナビ薬剤師リクナビ薬剤師や、医療業界からの信頼度が厚いエムスリーキャリア運営する薬キャリなど、信頼できるサービスを使うんだ!!!!

 

あなたにとってのホワイト転職サービスを見極めろ!

残念ながら、「誰もが納得するホワイトな職場」なんてのはこの世にはない!
だから、自分にとってのホワイト求人・ホワイト転職サービス選びが大事なんだ。

転職理由を明確にするのがブラック案件を遠ざける近道

最後に伝えておきたいのが、「あなたがなぜ転職したいのか」という理由を明確にすることの大切さ。
転職は短期決戦だからこそ、目の前の好条件に飛びついてしまわないよう、給与でも環境でもなんでも、なぜ転職したいのか、次はどんな環境で働きたいのか、明確にしておきましょう。


転職サービス・アドバイザーだって、納得しないままに入社→すぐ退職されるのはどうしても避けたいところ。いくら無理と思っても、最初にありのままの希望を話すことで、お互いに納得感を持って進めることが出来ます。

なんといっても、あなたはアドバイザーにとって 「100万円で売れる商品」なんですから、遠慮せずに働かせてしまいましょう。

アドバイザーへの本音

「こんなに本音をさらけ出してくれているんだ、なんとしてでも良い転職を実現してあげたい!」と思わせることが大事なのです。

アドバイザー側も、面談で薬剤師の本音を引き出すのに苦労しているのが現実。
そのワガママに真剣に向き合わないアドバイザーはこちらからお断りしてしまいましょう。

  

タイプ別に解説!キャリア/給与/まったり/ママ

バリバリ働きたい人と、まったり働きたい人。
一人で黙々処方箋をこなすスペシャリスト派、周囲と連携して働く派。


一人一人働き方の傾向があるように、転職サイトやアドバイザーによっても、給与交渉が得意だったり、職場環境の裏情報まで教えられたりと、向き不向きがあるんです。


簡単にタイプ別におすすめの転職サービスも紹介します!

キャリアアップしたい人向け

薬キャリは医療業界からの信頼が厚くいためキャリアアップ求人豊富
リクナビ薬剤師は条件交渉が得意!ぐいぐい条件もUPかも

給与アップしたい人向け

薬キャリの専門性の高い求人で給与アップ狙う!
リクナビ薬剤師マイナビ薬剤師で大手ドラッグストア&企業求人を攻める

そこそこ働きたい人向け

マイナビ薬剤師でアドバイザーと二人三脚でいい条件の職場探し
・派遣も扱う薬キャリで、正社員・パート含めて様々な働き方を検討

ママ薬剤師向け

薬キャリはママ薬剤師専門サイトもある!プロにお任せ
・条件検索豊富なマイナビ薬剤師で、ママ向け求人をリサーチもあり

 

実録!ブラック求人を紹介されやすい人の傾向

「ブラック求職者」と呼ばれてしまうような求職者も、中にはいる……

 そんな噂話を聞いて、薬剤師転職支援の経験が豊富なアドバイザーに話を聞いてみました!

ゲスト:アドバイザーKさん

薬剤師専門の転職会社に勤めてはや20年以上
今まで数百人以上の転職をサポートしてきた薬剤師転職のプロ
基本的にはどんな薬剤師も薬剤師なんで、面接や求人紹介はしますよ。

でも条件が曖昧だったり限定的だと、こっちも適当に投げざる負えないです。
だから最初にヒアリングは徹底してすり合わせてるんですけどね……
「どんな薬剤師でも薬剤師」とは、名言。。。
転職経験の多い人でも、受け入れ先はある?
転職回数の多さは、気にする企業さんもあります。
やっぱり定着してくれないイメージがあって嫌ですから。
でも薬剤師は転職歴ある人ばかりなんで、気にしない職場も多いですよ

あとは、経歴書をみせてもらって前職場に在籍確認の電話を掛けることがあります。
本当に勤務していた確認「だけ」しているのに、何かしら相手はべらべら話してくれるのです。

だから、過去の勤務内容はウソつかないほうがいいですよ。。
経歴詐称とまではいかなくても、勤務態度が悪かったらスグバレるんだな……

逆に、こんな求職者だと嬉しい、という人は?
実はアドバイザーとして一番嬉しいのは、
御社の規定に従います!的な人ですかね…

薬剤師でこういう人は珍しいので…
文句ばっかり条件を付ける人ばかりです……!
確かに!
みんな細かな条件、福利厚生を気にする人が多い中「最低限の条件はココで、あとは大丈夫です」ぐらいの人は紹介しやすいのう~!
はぅっ……私そういうところめっちゃ気にしてた……あったら嬉しいなってぐらいの軽い気持ちだったのに……気を付けるわ……

 

結論:自分にとってのホワイト求人&優良アドバイザーの発見が鍵

ブラック求人やブラックサービスさえ見分けたら、あとは自分の「転職したい像」次第っすね!!どこに登録したらいいかわかってきました!
私も!アドバイザー味方につけて、働きやすい環境に転職するわ!
転職は大きなお金が動く分お金儲けにまつわるブラックな側面も見受けられるが、信頼できるサービスとアドバイザーさえ味方につければ大丈夫じゃ!
信頼できるサービス・会社かどうかはオレたちがしっかり調べ上げてビシバシ評価してくから、参考にしろ!

 

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