働いてると気づきにくくなる!「もう無理かも」と思ったらチェックして
総合病院の門前だったときは、目の前の仕事こなすのに精いっぱいだったのよね。
だからお昼休憩がない環境に慣れちゃうと、「そんなもんかな~」って思っちゃって……
典型的なブラック環境じゃな。
まぁ、病院の忙しさも似たようなもんじゃが…………
そういう忙しさにハマって働いているタイプもおるからのう…………
どうしても医療関係者は、「患者ありき」の仕事のためブラックな労働環境に陥りがちです。
でも、その悪環境を放置しているのは、経営側の怠慢。
改善がみられず現場の人間が疲弊してしまうような調剤薬局は、人がどんどんいなくなって仕事がまわらなくなってしまい、閉局の危機がいずれ訪れるでしょう。
とはいえ、総合門前で一日中絶えなく来客があるような調剤薬局の求人は、給与の設定も高め。激務でも給料がよければ働きたい!という人も確かにいます。
つまり大事なのは、「自分がブラックだと感じるラインはどこにあるか」。
別に、ブラックな環境であっても、「給料が高い」「処方箋をたくさんこなしたい」といった、自分にとってメリットがあって納得して働けるならそれでいいだろう。
働き続けるうちに「もう無理かも」と感じる日もくるかもしれない。だがしかし、働き疲れてヘロヘロの脳みそで、辞める・辞めないの判断は難しいんじゃないか?
無理……私にはムリだったわ……!!!体調崩して本格的にダメになるまで……!!
そんなお前らのために、ブラック調剤薬局の特徴をまとめておいたぜ!!!
ブラック薬局6つの特徴を解説!あなたの職場はいくつ当てはまる?
1.事務員が軟膏・水剤・散剤の調剤をしている。
薬剤師以外が調剤することは、常々グレーゾーンが広かったが、
軟膏・水剤・散剤を事務が調剤したら、完璧にアウトだぞ!
今般、薬局において、薬剤師以外の者が軟膏剤の混合を行っていた事案が明 らかとなりましたが、当該事案を含め、少なくともこうした軟膏剤、水剤、散 剤等の医薬品を薬剤師以外の者が直接計量、混合する行為は、たとえ薬剤師に よる途中の確認行為があったとしても同条への違反に該当するとともに、医薬 品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和 35 年法 律第 145 号)第8条(管理者の義務)、第9条(薬局開設者の遵守事項)等への 違反につながる行為であり、薬局に対する国民からの信頼を大きく損ねるとい う点でも大変遺憾です。
http://www.nippon-pa.org/mail/img/671.pdf
……錠剤のピックアップだけならまだしも……散剤の調合は違法じゃ……
2.残業が当たり前!残業代もでないのに薬歴をつける日々
たまに忙しくて残業がある、ぐらいならどこの調剤薬局でもある。
だが、毎日残業2,3時間して薬歴をつけないと仕事が終わらない、なんて調剤薬局は人員不足にも程がある!
調剤薬局と病院は、サービス残業多いって聞きますね……
患者がいる限り、仕事は続くんじゃ……
特集:病院薬剤師はブラック率高い!?奴隷にならない病院薬剤師のすすめ
3.休憩時間は調剤の合間にしかとれない
8時間以上の労働をするならば、1時間休憩をとることが義務付けられている。
……だが、「1時間の昼休憩」という概念がない調剤薬局も存在するよな……
患者さんがずっと来てるから閉められないって、
15分単位で薬剤師の休憩回してた現場があったわ……
昼休憩もトイレもままならない薬局は、明らかな人員不足ですね。
でも総合門前で絶え間なく来局がある調剤薬局であれば、どうしても「食事ものどが通らないほど忙しい日」というのが発生してしまうこともあるでしょう。
その状態が増員などの改善策がなされないまま、この先も続くようであれば……ブラック薬局です。
ふんっ……休憩時間は1時間とれるけど、
その1時間は薬歴マスト……なんて真っ黒な薬局もあるわよ……
4.常に1人1日に40枚以上の処方箋を処理してる
1人の薬剤師につき、1日に40枚以上の処方箋を処理してはいけない!
……というのはベースの考えで、年間平均がこれに値すればいい。
(ちなみに耳鼻科、眼科、歯科の処方箋は2/3枚と数える計算だ)
ってことは、一日40枚以上処方箋扱うこともあるんすね…
1日40枚なんて厳密に毎日気にしてはおれんよ、繁忙期などは50枚、60枚の日もあるじゃろ。
この40枚ルールで一番問題なのは、時間の短い営業日や、9時~21時など長時間オープンしている薬局でも、同じ「1日」としてカウントしてるとこじゃな。
あっ!!!!だから前働いてた激務店舗、ぜったい1人あたり40枚超えてるのに薬剤師増えなかったのね!!!!!!!!!!
1人1日40枚は、あくまでも8時間労働を前提として考えてある条件だからな。
それを越えると処方ミス生じるリスクを考えて設定されているんだが………ブラック薬局はうまいとこすり抜けてくるぞ。
5.週休・有給がとれない
一人薬剤師や、薬剤師数が少ない薬局は、求人票通りの休みがとれないことが多い……
こればっかりは、転職前に見分けたいところだな
うまくパートさんやスポットで入ってくれる派遣さんがいたらなんとかなるんだけど、ね……
6.教育体制がなく、離職率が高い
ブラック企業あるあるの「教育体制がない」「離職率が高い」
薬局には女性が多いから、結婚・出産による離職が増えがちなのはあるが、
明らかに古株しかいない調剤薬局には注意だ!!!!
大手薬局がいい?中小薬局がいい?ぶっちゃけ本音トーク
よく考えたら私、今まで働いてきたところ必ずブラックな要素あったわね……
完全ホワイトな職場なんて、なかなか巡り合えんもんじゃよ……
自分が何が我慢できて、何が我慢できないかで取捨選択するんだな!
でも、さっき上がってた法令順守とか休日とか教育とか……それって、大手調剤薬局なら大丈夫じゃないんですか?
甘い!!!
大手調剤薬局では真っ黒なブラックなことはないが、うまみが少ないグレーな環境であることが多いんじゃよ!
大手調剤薬局のデメリット
・効率よく売り上げをあげることを重視しているため、人員配置は最低限、給与も中小調剤薬局より低い
・全国に店舗があるので転勤や、通勤時間がかかる店舗に配属の可能性あり
・調剤以外の仕事を任されることが多い
う~ん、なるほど……って、給料安いのは嫌っすけど、
配属替えや調剤以外の仕事って、やっぱ会社員ならしょーがないんじゃないっすか?
結婚や子育て、自分の趣味時間の確保などのために効率よく稼ぎたい薬剤師にとっては、どれも負担だな
そーよ、女一人でもちゃんと稼げる、子ども育てながらでも働けるって思って薬剤師になったんだから……!!!
中小の調剤薬局のほうがお給料いいし、勤務方法も交渉したら融通きくこと多いし……ってなると、やっぱり多少のブラックさは目をつぶっちゃうのよね~!
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