業界人の本音トーク
ドラッグストアの大手チェーンを展開する「マツモトキヨシ」が子会社の「マツモトキヨシファーマーシーズ」にて人材派遣サービスをスタートさせました。
もともとは自社で薬剤師を採用して、運営するドラッグストア「マツモトキヨシ」や「調剤薬局マツモトキヨシ」に配属させるというものでしたが、人材派遣や紹介の認可を得た事によって他のサービスと同様、人材派遣サービスとして発足したもの。「マツキヨ」外の薬剤師の方も利用可能です。
大手ドラッグストアの「マツモトキヨシ」が立ち上げた人材派遣サービス、その内容はどういったものになってるのでしょうか?徹底検証します!
もちろん自社「マツモトキヨシ」や「調剤薬局マツモトキヨシ」への派遣求人もありますが、今回のサービスの特筆するポイントとしては「他企業の職場」の求人もあるという事。このサービスに登録した求職者はこのサービスに登録することによって様々な研修や自宅学習でのカリキュラムで「マツキヨ」の調剤知識を得ながら職場を探す事が出来ます。
求人は完全にドラッグストアと調剤薬局のみ。これはおそらく「マツキヨ」が運営する以上、他の業種の募集は今後も行わないのではないでしょうか。あくまでまずは自社の人員確保をし、そのうえで他企業への派遣をするという事業だと思われます。
近年では大手ドラッグストアに転職したい!という声も多く、その理由は「他の業種よりも年収が高い」や「休みも比較的取りやすい」という事から。あらかじめドラッグストアや併設調剤薬局に絞って職を探す人が増えています。
このようにドラッグストアや調剤薬局に特化したサービスはそのような利用者にとって非常に利用しやすいものでしょう。
その反面、「マツキヨ以外の大手ドラッグストア、調剤薬局の募集も見てみたい!」という方は「薬キャリ」などの転職サイトもおすすめです。
派遣としての求人数は確認出来るもので20件、単体の調剤薬局と調剤併設ドラッグストアの割合は3:7ほどです。
また、正社員・パートの求人は同じく20件でこちらは全て単体の調剤薬局。他のサイトは登録せずとも数千の求人を見ることが出来る中で、このように数十件しか掲載していないのはまだまだ求人数の少なさを物語っているのではないでしょうか。
サイトには派遣会社が敢えて公開せずに隠して持っている「未公開求人」を多数持っている、とも記載されていますが、始まったばかりのサービスで、尚且つ公開されている求人数がこれほど少ないと未公開求人の数もそれほど期待出来るものではないでしょう。
ドラッグストア「マツモトキヨシ」が全国展開しているにも関わらず、求人は東京、千葉、神奈川、埼玉と東京近郊のものしかありません。なので地方で職場を探している方にとっては少々利用しづらいものでしょう。
今後、どれほど求人数も地域性も高まってくるか期待ですが、現段階では利用できる方は非常に限定的です。
また、求人募集要項欄も非常に簡素なものでハローワーク程度の情報しか記載されていません。特に利用者としてはこの求人が「マツキヨ」の職場なのかは非常に知りたいところですが残念ながら、どの求人にもその記載はありません。
「マツキヨ」の求人かどうかすら確認できないほど簡素な作りです。「マツキヨ」の求人なら「薬キャリ」などのサイトの方が現段階では断然見やすくおすすめです。
幾ら親身に対応してくれたり、アフターフォローがしっかりしていたとしても、多くの求職者がコンサルタントに求めることは「如何に業界に精通しているか」と「幅広い求人の中から自分に最適な職場を提案してくれるか」です。
しかし求人数と地域性が乏しいゆえに、幾ら有能なコンサルタントでもそもそも紹介出来る求人が少ないのでは、満足のいくサービスは受けられないということは明白でしょう。
他のサービスと併用して利用することがおすすめです。
サイト上で登録は簡単で、1分ほどで完了します。
スマホから、PCから、どちらでも登録可能です。
後でしっかり自分の希望を伝えるタイミングがあるので、登録は気軽に!
現状ヒアリングのための対面または電話での面談が行われます。
ここでしっかり自分の希望を伝えるのが一番重要。
ワガママかな、と思うぐらい自分の希望を細かく出してしまってかまいません!
年収や勤務地、仕事内容や会社規模など、じゃんじゃん出してください。
希望の求人をたっぷりと出してもらうために、面談では妥協してはいけません。
まずは要望を伝えないことにはまた後悔することになりかねません。
直接やメールで紹介してもらった後は、気になった求人へ応募!
働きながら転職活動すすめられるよう、履歴書の作成サポートや面接日程の調整など、任せられることがたくさん。
面接後の内定、入社にあたっての手続きもアドバイザーがサポート。
給与や入社日などの条件交渉もおまかせです。
仕事をしながら最短3日で転職を決める強者もいるので、転職すると腹に決めたら早いのがアドバイザー付きの転職サービスを使う醍醐味でしょう。
求人の傾向 | ドラッグストア、調剤薬局に特化。東京近郊のみ。 |
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雇用形態 | 派遣、正社員、パート |
向いている人 | ドラッグストアで時間に縛られず派遣としてライトに働きたい人 |
他の派遣サービスと比べても求人数、地域性、サイトの充実度は圧倒的に低く、現段階では非常に使いづらいものでしょう。また、募集要項欄も簡素でなおかつ職場の写真も無いので非常にイメージが湧きづらいものです。
強みを上げるのであればドラッグストア、調剤薬局に特化しているという事。昨今、薬剤師のドラッグストアや調剤薬局に対してのニーズが増えてきていることもあり、尚且つ時間に縛られずに派遣としてライトに働きたい「潜在薬剤師」が多くなってきているので、そのような方にとっては「マツキヨ」のノウハウや大企業という名のもとで働ける、といった点は利点なのではないでしょうか。
ドラッグストア、調剤薬局の大手の「マツモトキヨシ」だけあって、今回の人材派遣サービスの開始を発表した時は業界内で非常に話題になりましたが、求人の多さ、地域性、サイト内の充実度、全て見ても少々期待外れだったのは正直なところではないでしょうか。
利用者の範囲も非常に限定的かつ求人の幅も狭いのでなかなか利用しづらいかもしれません。他の転職サイトと併用して利用する分には問題ありませんが、このサービスのみで職場を探すことはあまり得策ではないでしょう。現段階では他の転職サイトの業界に精通したコンサルタントのもとで職場を探すことをおすすめします。
以上の事を踏まえて、では実際に「マツモトキヨシファーマシーズ」は大手薬剤師転職サービスとして派遣としてどれほど利用価値があるのでしょうか?「リクナビ薬剤師」、「薬キャリ」、「マイナビ薬剤師」と比較してみましょう。
VSリクナビ薬剤師
リクルートはノルマが高いので無理やり転職には注意してください!
しかし、リクナビ薬剤師のアドバイザーは優秀なので、こちらの要望が明確であればあるほど燃えて、素早く条件のいい求人を探してくれるでしょう。ガツガツ来られるのが苦手でなげれば、いい味方です。
全ての面において圧倒的にリクナビ薬剤師が勝っています。マツモトキヨシファーマシーズに立ち入るスキはありません。
VS薬キャリ
業界最大手の薬キャリは求人の質も量もトップクラス。
アドバイザーの質は薬キャリは優秀な社員が多いですが、割と個性の強い方が多く、合う合わないがはっきり割れる点があります。対してメディカルプランは求人数が少ない上にアドバイザーの情報が皆無のため経験、知識ともに不安があります。
全ての面において圧倒的に薬キャリが勝っています。マツモトキヨシファーマシーズに立ち入るスキはありません。
VSマイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師はなんといっても楽天利用者満足度で「4年連続ナンバーワン」を獲得しているだけあってアドバイザーがどこよりも親身になって対応してくれるのが魅力です。
メディカルプランのアドバイザーについて情報が皆無なので不安しかありません。
業界大手のマイナビ薬剤師のほうが経験も豊富なため勝る部分はまったくないでしょう。
全ての面において圧倒的にマイナビ薬剤師が勝っています。マツモトキヨシファーマシーズに立ち入るスキはありません。
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