業界人の本音トーク
薬剤師の転職サービスはとても多くなっている現状ですが、大手と中小で規模は全く違ってきます。
特に小規模サービスであるメドフィットにどんな強みがあるでしょうか?検証します。
多くの転職サービスのパターンとは大きく異なります。
【一般的な登録までのパターン】
1、求人検索で気になる求人を探す。
2、見つけたら求人情報を見るけど、全部は見られない。(具体的な企業名など)
3、見たければ(あるいは応募したければ、口コミを見たければ)登録するしかない。
このような流れで集客するのが主流となっています。
メドフィットはほぼアフィリエイトかこのページへのネット広告のみに頼っている状況だと思われます。
【メドフィットの登録パターン】
1、広告や、ほかの転職サービス比較サイトなどからサイトへ訪問。
2、いきなり登録しなければならない(登録しないと何もできない)。
冷静に考えれば、求人検索をできた方がユーザーにとって便利で使いやすいのは明白です。
それをしていないのは、検索出来てしまうと都合が悪いことがあるという理由に他ならないでしょう。
薬剤師以外に、看護師や理学療法士など医療従事者全般の転職支援を行っています。
社員数は30名弱、拠点は東京のみ、小規模の転職サービスです。
メドフィットは多業界網羅的な人材コンサル業を目指しているようです。
薬剤師業界で現在主流になっているのは業界特化型サービスなので、明らかに流れとは違う方向性です。
企業としては利益を得なければ存続できないので、転職希望者にいかに満足した転職をしてもらうかよりも「とりあえず入社してもらう」ということが優先されがちです。
特に人気の優良求人は大手のサービスに握られることが多いので、中小は不人気求人を紹介する可能性が高くなります。
もちろん、不人気求人がすべてブラックというわけではありませんが、どうしても割合は高くなってしまうのです。
メドフィットの求人数は、調剤とドラッグストアなどOTCで20,000件以上、パートアルバイトの求人が15,000件以上と言われています。
しかし実際は、薬剤師の求人だけに限ってのことではないようで、もっと求人は少ないと思われます。
薬剤師専門じゃないということは、どうしても専門のサービスには情報量質ともに互角には張り合えません。
2万件以上の求人数は提示されていますが、登録しないと検索もできないので、実在の求人で2万件以上なのかはかなり疑わしいです。
メドフィットの公式サイトに掲載されている転職サービスのコメントには 、「リハビリ」とか「デイサービス」などのキーワードが飛び交い、作業療法士のなどのほうに寄ってしまっていて、薬剤師専門という感じが全然ないんです。
さすがに薬剤師の仕事について何も語っていないのはかなり違和感があります。
一般的な転職サービスのアドバイザーです。
薬剤師という特殊な業界のことを把握していない一般のアドバイザーに、優良な職場なのかブラックなのか判断できるでしょうか?
しかし、これもしっかりと取材して内情を把握している求人ではないため、ミスマッチが起こる可能性は否めません。
もし地方への転職を考えている方は、その地方に実在する拠点があってその地域に強い転職サービスを利用するほうが賢明です。
中小の規模でここまでメリットが見えてこないメドフィットですが、利点がゼロかというとそうではありません。
こんな方なら利点があると思うので紹介します。
利点としては、大手に比べると登録者が少ない分、単純に同じ求人に集まるライバルが少なくなります。
その分、内定率が上がるこということもあります。
メドフィットの場合は拠点が東京に1か所のため、もし面談を希望する場合は、東京近郊に住んでいることが前提になります。
お祝い金は10万円進呈とはっきり記載されてます。
ただ、一般的にこのような転職お祝い金がもらえるのに、設定されている条件クリアする必要があるのは変わらないはずです。
【一般的に転職お祝い金がもらえる条件】
・支給時に勤続中であること
・メドフィットで転職祝い金をもらったことがない
・アンケートなどを提出すること
他に大きなところで、想定年収500万円以上などが提示されるところがありますが、メドフィットは一律10万円なので年収によって少なくなるということはないでしょう。
サイト上で登録は簡単で、1分ほどで完了します。
後でしっかり自分の希望を伝えるタイミングがあるので、登録は気軽に!
現状ヒアリングのための対面での面談が行われます。
遠方や忙しい場合は電話でも可ですが、なるべく直接会って話しましょう!
ここでしっかり自分の希望を伝えるのが一番重要。
ワガママかな、と思うぐらい自分の希望を細かく出してしまってかまいません!
年収や勤務地、仕事内容や会社規模など、じゃんじゃん出してください。
ここの面談でどんな求人が紹介されるかが決まります。
希望の求人をたっぷりと出してもらうために、面談では妥協してはいけません。
直接やメールで紹介してもらった後は、気になった求人へ応募!
働きながら転職活動すすめられるよう、履歴書の作成サポートや面接日程の調整など、任せられることがたくさん。
面接・職場見学にコンサルタントが同行してくれることもあるので、一人で不安な人も安心です。
面接後の内定、入社にあたっての手続きもアドバイザーがサポート。
給与や入社日などの条件交渉もおまかせです。
仕事をしながら最短3日で転職を決める強者もいるので、転職すると腹に決めたら早いのが転職サイトとアドバイザーに頼るメリットでしょう。
求人の傾向 | 薬剤師に特化していないのでオリジナルの求人は相当少ないと思われる |
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勤務形態 | 正社員、契約社員、アルバイト・パート |
向いている人 | 大手のサービスで転職できなかった人、合わなかった人 |
中小転職サービスだからこそ、大手のガツガツした雰囲気やスピード感が合わなかったという人には、向いているでしょう。
また、扱っている求人は明らかに数量不足。そして業界知識が浅い担当者も中にはいるため、専門的なキャリアの相談をしたい・派遣求人も検討したいなら大手3社に登録すべきです。
・小規模なのに薬剤師に特化していないので、求人の量質ともに期待できない。
VS リクナビ薬剤師
リクルートはノルマが高いので無理やり転職には注意!
ただメドフィットもベンチャーで常に経営は厳しいため、ブラック求人を押し付けられる危険性もあります。
しかし、リクナビ薬剤師のコンサルタントは優秀なので、こちらの要望が明確であればあるほど燃えて、素早く条件のいい求人を探してくれるでしょう。
向こうのペースに巻き込まれない強気な転職活動ができるなら、いい味方です。
自分の転職イメージが明確で、早く転職したい、大手・ドラッグストアがいいと考えているならリクナビ薬剤師がオススメ。
VS 薬キャリ
薬キャリを運営するm3は、医療系業界の転職をずっと支えてきた老舗。
そのため、薬キャリと比べてしまうと、メドフィットは知識が低いキャリアアドバイザーが多く、物足りなく感じてしまうかもしれません。
また、薬キャリには派遣求人も扱っているのも特徴。
育児からの復帰、男性薬剤師のキャリアづくりなど、様々なケースの転職サポートをしてきたからこそできるアドバイスがあります。
薬剤師としてキャリアアップできる職場に転職したい、専門知識のある人にキャリア相談したいなら薬キャリを選ぶべき。
VS マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師は、優秀な社員が多いので説得力がある説明をしてくれ、職務経歴書の添削や面接対策や手際が良いです。入社にあたっての条件交渉もお手の物。
どうしてもこの求人は他では扱ってないんだ、というケースでなければ、マイナビ薬剤師を選んでおくのがいいですね。
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