薬剤師の年収はおおよそ800万が平均的な限度額と言われています。しかしながら、1000万以上稼ぐ薬剤師は世の中に存在しているのは事実なんです。
ではその1000万円の薬剤師求人はどこにあるのでしょうか?実は、1000万円の薬剤師求人にお目にかかれるかどうかは「誰もが想像しなかった条件」が必要だったのです!
ここでは、1000万円プレーヤーを目指す薬剤師の方々に向けた、目からウロコ的な検証をやってみましょう!
目次
薬剤師専門の転職サイトを見てみると様々な年収の求人が目に飛び込んできます。
その中でも年収1000万の薬剤師求人とは本当に存在するのでしょうか。
地域を指定せずにフリーワードの欄に「1000万」と記入。検索をしてみたら…
検索結果は全国で16件のヒットでした。
薬剤師の1000万円求人をあの手この手で検索条件を変えて探してみましたが、残念ながら答えは「NO」でした。
いくらネット上で検索してもヒットはしません。これは薬キャリにかかわらず、リクナビ薬剤師、マイナビ薬剤師、他の転職サイトでも同じことが言えます。
残念ながら、ネット上の求人ですぐに年収1000万円もらえる仕事は存在しないと考えた方が良いでしょう。でも実は裏技があるんです。(後ほど説明します。)
まずは職種別の年収ランキングをみていきましょう。
1位 | 製薬会社 | 700~850万 |
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2位 | ドラッグストア | 500~700万 |
3位 | 調剤薬局 | 350~700万 |
4位 | 病院の薬剤部 | 300~500万 |
製薬会社のMRで薬剤師の資格保有者であれば、850万以上の年収は期待できると言えるでしょう。特に新薬のMRとなればその可能性もぐんと高くなります。
新薬は後発品に比べて研究に時間はかかりますが、承認となればその分ベースアップもかなりの金額が期待できるのです。
しかしながら年代的に働き盛りの40代がピークとなり、それから上の年代になれば管理職となる為年収も打ち止めになることが多いと言われています。
年収1000万薬剤師の条件として薬剤師の資格保有者は必須となります。さらにはドクターとのコミュニケーションスキルや要領の良さなど、先天的なセンスを持っているとなれば面白いほど昇格していくのでそれなりの収入に繋がっていくでしょう。
年収以外にもドクターからの謝礼や贈答品などのイレギュラーな実入りもあると言われています。中には高級車や家電製品をもらったというMRも居るということです。
新卒の薬剤師が手っ取り早く奨学金を返納するために「ドラッグストアに行け」、と言われるほど年代が若くても500万以上の年収は期待が出来るのです。では、ドラッグストアに就職すれば必ず稼げるのか?と言えばそうではありません。
ドラッグストアの高収入の裏を返すと、実のところ基本給が高いわけではないのです。
OTCなどの第二類三類の薬品数が多い上、営業時間が長いので年収が高くても時間給にしてみればそんなに高い感覚は無くなると言われています。残業も登録販売者と同等くらいだと言えば年収のほとんどが手当や残業といった基本給以外のところで賄っているのです。
急性期病院の門前という好条件がそろえば、それなりに患者数も増え処方箋枚数も2000枚を超えることが想像できます。そんな中で管理薬剤師やオンコロなどの専門薬剤師としてする場合は年収700万以上も期待が出来るでしょう。
薬剤師としてのスキルアップに積極的であったり、30代前半でも管理薬剤師を任されたりするならば年収600万以上稼ぐことも可能だと言われています。
40代後半がピークなのでそれ以上になると定年まで平行線となる為、出来るだけ安定した老後を過ごすために40代までには生涯年収をはじき出しておくと良いかもしれないでしょう。
年収よりも安定した職場を求めているならば病院内の医局勤務が妥当でしょうか。医局薬剤師として様々な薬を経験し、患者の治験を目の当たりに出来る為薬剤師としての知識を蓄えていくにはとても良いと思われます。
しかしながら、年収と比例せず30代から40代の働き盛りでも500万には達していない薬剤師も多く居るのが現状なのです。
まともに薬剤師として働くのであれば医局で薬剤師の生涯を終えるのも良いかもしれません。でも大半の薬剤師がなんらかのタイミングで病院から他局へ転職をしているのは事実です。定年後であろうが転職は転職です。リタイア後の老後をどう過ごすかを考えると年収を優先するのか、やりがいを優先するのかを考えておく必要があります。
上記で1000万円の薬剤師求人は存在しないと書いていますが、ネット上だったり表向きの話の中でのことなのです。
実は、薬剤師の転職エージェントでは非公開求人としてコンサルタントが隠し持っていることがあると言われています。この閉鎖的な1000万円の薬剤師求人こそが知る人ぞ知る「1000万円求人」であり、世に出回ることは決してあってはならない「幻の求人」なのです!
その閉鎖的な1000万円の求人内容とは特別な環境で特別な治療法を使い、薬剤師自身の健康に大きく影響が及ぶ可能性も含むため、コンプライアンスの問題や将来的に裁判に発展することも十分にあり得る大変危険性を含んだ求人なのです。
それは年収1000万プレーヤーである薬剤師の目的(志望動機)が求める人物像にマッチしていないとなるとただの情報漏えいになってしまうからなのです。
薬剤師専門のコンサルタントが判断した転職希望の薬剤師で、守秘義務違反を犯しそうにない人材であれば紹介される可能性があります。
・製薬会社のMR(新薬専門)
一般的に製薬会社のMRとなれば薬剤師の有資格者でなくても高額な年収だと言われています。その中でも新薬専門のMRとなれば話は別です。
上記の通りドクターの密なコミュニケーションに加えて、治験情報などさまざまなツールがより重なることで1000万円プレイヤーも夢ではないと言えるでしょう。まさに臨床と治験を繰り返した地味さと勉強量が年収に反映されるということなんです。
・急性期の閉鎖病院
地方の精神科病院では閉鎖的な治療を主体として行われています。感染病患者や癌の終末期の患者が、緩和ケアの先に入院されるとも言われています。
もちろん国内で認められている難病指定の患者だけではなく、一般の病院ではどうにもならない症例の患者も多いのです。地方の山奥や離れ孤島に多く存在するため、しかも自身も感染する危険性もあるのでいくら1000万円薬剤師といえども命を削ってでも患者のために働きたいというチャレンジャーは居ないのではないでしょうか。
・薬学部教授、助教
薬剤師の高年収ランキングに上位には必ず顔を出しているのが薬学部の教授職です。
年収別になると、国立の大学病院の薬学部よりも私大の薬学部の教授の方が年収は高く、15000万は超えると言われています。
しかしながら年代が非常に高く、若くして1000万円を薬剤師業で稼ぎたい、という薬剤師にとっては転職して即、年収があがる……なんて期待ができないということです。薬学部助教でも1000万は届かないと言われているので教授になるための道のりははるか遠いと思っておきましょう。
・個人経営を任された“雇われ薬局長“
薬剤師の資格を持っているが、健康上の理由や転居先の問題などで自分で経営が出来ないというパターンがこれに当たります。ようするに代わりに薬局を経営してもらえないか、という美味しい求人なのです。
縁故での話が多いと言われていますが、コンサルタントも元薬剤師が多いのでこの手の話は結構持っていると言われています。年収1000万円以上も自分の頑張り次第では上げることも可能なのです!
薬剤師になった以上は、せっかく手にした国家資格を有効に使うべきだと思います。薬学部に6年(4年)通った高い学費を回収するために、生涯年収を計画性をもつことでそれも可能になるのではないでしょうか。
1000万円プレーヤーの薬剤師を目指すのもヨシ、興味本位でコンサルタントに聞いてみるもヨシです。どちらにしても、薬剤師としてのスキルアップと年収を少しでも高くしたいのであれば、転職サイトに登録して専門のコンサルタントに相談をしてみましょう!