薬剤師転職を失敗例から学ぶ!調剤薬局に転職成功させるには?!

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薬剤師にとって調剤薬局は、他の就業場所に比べて、唯一身に着けた知識をすべて発揮できる場所でもあります。それだけに数多い調剤薬局の中でも自分に合った場所を選ぶことに注力する薬剤師も多いのではないでしょうか。

しかしながら、慎重に選んだつもりでも結局なにかしら不都合があり後悔してしまうことも否めません。

ここでは、薬剤師としてのキャリア形成を失敗しないためにも「失敗から学んでおくべきこと」を現役薬剤師に語ってもらいました。

なかなか聞けない貴重な体験談ね!
何で転職を失敗してしまったのか…ここがポイントじゃ!

 

目次

失敗例①:好条件で入局してしまった結果…

薬剤師専門の紹介会社からの好条件には必ず落とし穴があることを念頭に置き話を聞いておきましょう。

今はどの調剤薬局もかなりの人手不足なので少しでもオイシイ条件を提示し入社させてしまえばこっちのものなのです。

例えば、管理をしなくても良いと言われていたのに、実は一人薬剤師だったなんてザラなんです。当然人手不足なので交代もありません。

「休みが取れないのは他の社員も同じだ」という狂った感覚を持つ調剤薬局の経営者も多く存在します。

しかも、経営者が薬剤師となれば人材育成にも知識がなく、ただ社員にお金を払えば薬局が成り立つなどというブラックさも好条件の裏に隠されているのです。

→失敗例からこう学ぶ!

薬剤師紹介会社に登録する際に、最初から高額な条件で金額提示をしてしまうとそこで足元みられてしまいますブラック調剤薬局に引っかかる確率もぐんと上がってしまいます

そうはならないように、転職すれば給与は下がることを理解しておくことが必要だと言えるでしょう。

薬剤師不足もあと一年ほどの事です。売り手市場も今の内です、身の丈を知り市場に合った条件で転職をしましょう。

失敗例②:在宅をしたいから入局したのに実際は…

薬剤師でキャリアアップを考える人は、在宅業務を視野に入れNSTを取得することも多いと言えるでしょう。

病院勤務で経験を積み、在宅業務を展開している調剤薬局にいざ転職という意欲的な薬剤師も気を付けていなければ泣きを見ることになってしまいます。

麻薬管理も経験してせっかくNSTも取得したのにふたを開けてみればまったく稼働していない調剤薬局だったという話をききます。

求人では在宅を中心に業務が展開しているとあったため、面接でもその話をして確認し入局したのになぜこのようなことになってしまったのでしょうか。

実際には施設にお薬を少しだけ配達する程度、しかも生保の独居となれば加算もなく勉強どころかひたすら投薬するのみという悲惨な話をよく聞きます。 

→失敗例からこう学ぶ!

調剤薬局では、施設のたった一人の患者様に配達にいこうが、100人の患者様に配達にいこうが全て「在宅」と呼ぶのです。

入局する前に在宅業務のアレコレを必ずヒアリングしておくが必要となります。ウチは在宅やっているんだという経営者がいれば、実施計画や配達頻度をこの目で確認することをおすすめします。

どこの薬局も手を出さない生保ばかりの患者を集めている恐ろしい調剤薬局も本当に存在するので取扱いの科目も聞いておくと良いでしょう。

あとは在宅をしている地域の情報も聞いておきましょう。

普通は在宅業務となれば近くの門前薬局に依頼することがデフォルトとなります。しかしながら、遠方の施設への在宅業務と言われると裏がある可能性もあると思っておきましょう。

 

失敗例③:人間関係が良いと聞いていたのに最悪だった!

薬剤師の転職で一番気になるのが人間関係ではないでしょうか。

どの調剤薬局への転職も人間関係は「他者の見立て」なので、実際に自分に合うかどうかは入局してみないとわからないことが多いと言えるでしょう。

そんな話を転職会社のコンサルタントとした後に、離職が多い調剤薬局だけど「自分は大丈夫」だと変な自信を持ち入局してしまったという話も聞きます。

離職が多いのは絶対にそこになんらかの「原因」があるからなんです。

離職の原因のほとんどが人間関係と直結することがほぼ8割がたという数字を打ち出しているのが調剤薬局なんです。良好な人間関係と過剰にアピールする調剤薬局ほどその確率は高いと言えるでしょう。

女性が多い職場なので派閥があったり、管理と合わない等の「人」に関する苦労が絶えないのが実情なのです。全くなにも無く平和な調剤室はどこにもありません。もしそれを望むならば独立して自分だけが居る薬局を出すしかないでしょう。 

→失敗例からこう学ぶ!

どんな調剤薬局でもお局やモラハラ管理は存在します

ならばあなた自身がコミュ力をつけることで回避留守ことが出来ます。さらにはそれを強みにすることで職場での評価も上がっていくでしょう。

さらに、薬剤師はコミュニケーションが苦手な人が多い職種です。孤独な人が多いので互いに干渉を嫌う風潮があります。

どんなに気を付けてもコミュニケーションが苦手な職場だということを理解していなければ、人間関係の良好さは感じる事が出来ないでしょう。

失敗例④:登販もいない!医療事務が役に立たない調剤薬局!

周囲の人間関係の評判も良く、転職会社のお勧め案件だということで入局したのはいいが、最悪なことに事務が全くの素人集団だったという話も聞きます。しかも登録販売者が一人もいなかったなんてシャレにならないですよね。

新卒者を集めた医療事務なので当然、OTC販売やレセプトも薬剤師の仕事です。

ピッキングもままならないので処方箋受け取りからレジまでこなしていかなければならないなんて想像もつきませんよね。

事務の離職が多い調剤薬局も考えモノです。満足な研修もなく新卒者にもいきなり調剤室で「薬袋だせ!」なんて怒鳴られるようでは辞めていくのも納得です。 

→失敗からこう学ぶ!

調剤薬局の面接時に見学をさせてもらいましょう

その際に医療事務の年齢層をみておく必要があります。登録販売者の保有人数も聞いておきましょう。

さらには、インターネットでその応募先の医療事務の求人検索しみることをおすすめします。ブラック調剤薬局では医療事務の求人がいつも出ているのです。

失敗例⑤:研修制度重視で入局したのに勉強会すらない!

どこの調剤薬局でも必ずお薬の勉強会や研修を実施していることが多いと言えるでしょう。転職の際も研修を重要視する薬剤師の方も多いでしょう。

しかし、入局して驚くなかれ、薬剤師会の勉強会すら経営者が重要視していない調剤薬局が実在するのです。

10年前の麻薬管理情報で社員の目をごまかし、卸会社の無料の勉強会も社内でお金を取るサイアクな調剤薬局が実在するのです。

面接時に研修があると言ってましたよね?もちろん研修マニュアルすらありません。新人薬剤師が入局したら即調剤室へ即GOとなり、免許がまだ手元に届いていないにもかかわらず投薬させているのです。

体で覚えろ!と軍隊のような悪徳管理薬剤師も世の中にはごまんと居るのです。 

→失敗例からこう学ぶ!

きちんとした本来の機能を果たしている調剤薬局では採用時に研修マニュアルをデータで用意するのです。

研修実績も記録に残してあるので面接時には見せていただきましょう。機密事項にかかわることなので、もし拒まれた場合はその場で採用を辞退しても良いでしょう。

痛い目をみないためにはそれくらいの強い気持ちで研修の有無を確認して入局するべきなのです。

まとめ

薬剤師の転職では、調剤薬局に入局してみないとわからないけれど、自身のキャリアには傷をつけたくないのが心情でしょうか。

知れば知るほど耳をふさぎたくなるような調剤薬局の実情ですが、頼りになるのは自分しかいません。失敗例も参考にして薬剤師としての本来目指すべき姿を忘れないようにしましょう。

薬剤師の紹介会社には薬剤師有資格者のコンサルタントも在籍しています。もし気になる調剤薬局があれば一度相談してみるのも良いでしょう。

もし迷った時はプロのアドバイザーに相談してみるのも良いぞ!

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