兼ねてから希望する調剤薬局にようやく入局できたのに、そこに居たのはちょっとアレな管理薬剤師でした!なんて話をよく耳にします。
もうこれは運が悪いとしか言いようがありません。
3年ほど薬剤師の実務経験があれば誰でも出来るのが管理薬剤師なのです。慢性的な人手不足もあり 、そこら辺にいる元々コミュ障のぺーぺーが管理をやっているなんてザラにあるのです。普通の企業じゃ到底ありえない話ではありますよね。
全く使えない管理薬剤師の実例と対処法を現役薬剤師が徹底解説いたします!
目次
周りの社員の意見を聞いてまとめ役として店を切り盛りしていかなければいけないのが管理薬剤師のあるべき姿でしょうか。
しかし、恐ろしいことに全く真逆の管理薬剤師も存在するのです。
まず他者の話を聞こうとしません。いくら監査をお願いしても、忙しいフリをして自分のやりたいことだけをし続けます。耳栓でもしているのではないかと思うくらい人の声が耳に入ってこないのです。
調剤室の中でチームワークが重要なのですが、こんな自分勝手な管理薬剤師だと全体がまとまらないので不満を抱える社員が多発してしまうのです。
しかも間違ったことを堂々と言い、自分が常に正しいと思っている様子が周りから見ればとても痛々しいのです。指摘すると逆切れしてコミュニケーションすらとれないので、こんな管理薬剤師の下では絶対に働きたくないし、まともな仕事が出来ません。
こんな管理薬剤師が本当に存在することに驚きです。
投薬中に計量ミスをしてしまい、余った水剤をシンクに流して無かったことにしようとした管理薬剤師がいます。
他の薬剤師に指摘されるや否や、『自分は悪くない!』と責任転嫁してきたので経営者にチクってやったそうです。
30歳にもなって非を認めず自分が悪くないと言い張るのは管理薬剤師としての資質が問われると思います。管理手当を貰っているのだからそれなりの仕事をしてほしいものです。それから数か月後、別の管理をやってくれる薬剤師が入局してきたら速攻で降格されてました。いい気味でした。
既婚者であろうが独身であろうが、管理薬剤師にはまったく関係ない話だと思います。
うちの女性管理薬剤師はそこそこ経験もあるのに一番のネックは子育て優先で仕事をするんです。2ヵ月に1回は子供の行事とかで休みます。仕方ないとは言え、今以上に手当てがほしいとか働く環境が良くないとか文句ばっかりで嫌になります。
保育園から呼び出しがあると管理薬剤師の立場をフルに活用してシフトを自分の都合に合わせて変更してしまいます。周りの薬剤師もいい迷惑ですよね。
しかも、子供の具合が悪いと勝手に投薬して持ち帰り(違法です)、不動在庫も持ち帰る(犯罪です)のも日常茶飯事です。
まさか薬を転売していないだろうかと不安になってしまいます。指摘すると前職でもやっていたから大丈夫と、根拠のない言い訳をしてくるのも管理薬剤師という名前だけの役割がそうさせているのでしょうか。
おまえは経営者か、という傲慢な態度でいる管理薬剤師もいます。
いつも上から目線でしかモノが言えないので、当然人徳もなく周りのスタッフも離れていきますよね。
服薬指導をする時も患者様に対しても上から目線なので、当然ですがクレームだらけとなります。
若くして管理薬剤師となってしまった故にやたら態度がでかいので、目上の薬剤師先輩を敬うことが出来ないのです。管理薬剤師だから言う事を聞け、という態度なので、パート薬剤師から総スカンを食らってしまいますよね。
誰からも注意を受けることなく下積みをしないで管理薬剤師になったので中身が空っぽなんですよね。
管理薬剤師として問題解決能力がゼロなのは薬剤師として全く使えないと同じことだと言えるでしょう。
気が弱く、言われるがままに管理薬剤師の任務を受けてしまったので当然のことながら事務員にもなめられているのです。
年配の管理薬剤師だと、昔の薬歴簿を手書きで処理していたので、最新のマシーンである電子薬歴が使えないのです。
しかも、最近の新薬からの後発品もなかなか覚えられないので予製薬すらどうしたらいいか事務に頼る始末となってしまいます。
事務作業でもあるピッキングも老眼が進み、薬品名が見えないなんて本当に薬剤師として終わっていますよね。
事務員に集団で無視されて鬱になり、仕事を休む日が続く管理薬剤師もいます。
管理名目だけあれば店は回るので居ても居なくても良い管理薬剤師なのでしょうか。
さらには、気が弱い管理薬剤師だと経験豊富な事務員にきつい言い方でズバッと言われると調剤室で泣きだし患者様になぐさめられる始末です。
いくら薬剤師の資格を持っていても、メンタルが弱いようで管理薬剤師は務まりません。
調剤室の中ではその存在を消し、極めて消極的なのに、薬の勉強会などでは俄然元気に振る舞う管理薬剤師がいます。
薬の知識は増やしたいけど人と関わりたくないなんて、なぜ調剤薬局に入局したのか分かりませんよね。
そもそもコミュニケーション不足では接客を伴う薬剤師に向いていないので、研究職にでもなれば丁度いいのではないでしょうか。
窓口ではいつもパソコンを開いて、薬品セミナーの予約をしたりしています。患者様が来院しても気が付かないこともあるので、もはや居ても居なくても変わらないですよね。
同じ調剤室で働く同僚を味方に付けてみましょう。仲間はずれにするのではなく、使えない管理薬剤師をフォローすることをチームで考えてみてはいかがでしょうか。
仲間はずれのようなことは、結局自分自身の仕事が増えてストレスが溜まる一方となってしまいます。
自分自身がストレスなく笑顔で働き患者様に向き合える職場にするためにもダメ管理薬剤師の裏を読み行動してみましょう。
フォローする役割分担をこっそりと計画しておけば、管理薬剤師の調剤ミスも未然に防げるのではないでしょうか。
使えない管理薬剤師に辟易して、もう我慢の限界となっているかと思われます。そんな時には迷わず経営者に相談をしてみましょう。
もしかしたら異動なんていう対処をとってもらえるかもしれません。他店舗の管理薬剤師との交代を考えてもらえることもあるでしょう。
経営者は、お店を守るためにも管理薬剤師の業務には目を光らせていることでしょう。そこをうまく利用して、こんなにも自分たちが困っているんだということを伝えてみましょう。
もう、いっそのことあなた自身が管理薬剤師として任命されるという究極の方法もあるでしょう。
色々な試験に合格しなければなりませんが、今の使えない管理薬剤師の下で愚痴をためながら働くよりはよっぽどマシなのではないでしょうか。
イライラしながら管理監査を待つよりは自分がやったほうが早いし面倒なことにならないので仕事のパフォーマンスも向上するのです。
管理薬剤師手当ももらえるし、自由にシフトも組めるので責任を問われない自信がある方にはおすすめします。
ダメな管理薬剤師が居座り続けるのはもしかしたら組織の体質かもしれません。いくら頑張っても改善されない可能性も…そういう時は思い切って職場環境を変えるのもアリです。
ただ、1人でのより内部の情報を知りたいなら転職サイトのアドバイザーを使うことをオススメします。意外と地域の調剤薬局の内情を理解しているアドバイザーは多いんです!
調剤薬局に勤務するにあたり、管理薬剤師との関係性は避けては通れないことではないでしょうか。
さらには、他の薬剤師との人間関係も管理薬剤師ありきだと言われます。結局、管理薬剤師がデキる人ならば調剤室での人間関係も良好なものとなるのです。
これは入局してみないと分からないのですが、見学時に管理薬剤師をいち早く見つけて挨拶をしてお人柄をチェックしてみましょう。挙動不審や高圧的な態度はすぐに見抜くことが出来るかと思います。
あとは身内に処方せんを持って来院してもらう等の他者からの見解も参考になるのではないでしょうか。
それでも不安な時には薬剤師の紹介サイトに相談をしてみることをおすすめします。コンサルタントから紹介を受けた調剤薬局の管理薬剤師の社歴などもヒアリングしてみてくださいね。